九大バリアフリーアートプロジェクト

新着情報


九大バリアフリーアートプロジェクトとは

九州大学は、障害者アート作品の展示を通して多くの人が障害者の才能に触れ、 気づく場を創出する『九大バリアフリーアートプロジェクト』を始動しました。

九州大学は障害者差別解消法の施行に伴い、九州大学就業規則、国立大学法人九州大学に おける障害を理由とする差別の解消の推進に関する規程及びその実施要領を定め、障害がある者に 対する支援を実施しています。障害者支援推進専門委員会のもとに設置された 「九州大学キャンパスバリアフリー検討研究会」では、新しいバリアフリー環境づくりに取り組むとともに、 社会に向けた障害に対する新しい価値観の提示が大切であると考えています。

九州大学キャンパスバリアフリー検討研究会は、障害に対する相互理解の環境づくりを目的とした 『”障害者の才能に気付く、肌で感じる”障害者支援啓発プロジェクト 〜九大バリアフリーアートプロジェクト〜』 をスタートしました。このプロジェクトは、キャンパス内のトイレやバス停、 壁面の空間に障害者が創作した作品を展示するものです。展示する作品を地域の障害者アーティストが創作し、 展示空間のデザインに九州大学の学生が参加します。 作品の展示により、学生や教職員、来学する訪問者など多くのキャンパス利用者に、 障害者アートの視点から障害者の才能を知り気付く機会を提供する相互理解を目的とした啓発プロジェクトです。

本プロジェクトは、企業や市民がスポンサーになり、 地域の障害者を応援する連携プロジェクトです。企業や市民から寄附を受け、 地域の障害者の作品をキャンパス内に設置します。設置する作品には、 作品の紹介と啓発プロジェクトの趣旨を添え、作品の鑑賞を通して意見を表現できる公開の場をつくります 。学生や教職員のみならず、多くの来訪者が訪れる大学キャンパスは、 まさに社会の縮図です。本プロジェクトは障害者の作品を通して多くの人が新しい価値観に気付き、 共感することによる共生社会の実現に向けた風土の醸成を期待しています。

大学における障害者支援は、単に福祉的側面の充実にとどまらず、 多様な思考の交流によるイノベーションの可能性を有しています。障害者と共に学び、共に考え、 共に生活することは、学生や教職員に新たな気づきや発想を与える機会となるでしょう。 九州大学キャンパスバリアフリー検討研究会は、障害の有無にかかわらず、 全ての学生と教職員が共に大きなイノベーションを創造する、そのような共生社会のモデルとなる 未来型キャンパスを目指しています。


九大バリアフリーアートプロジェクト協賛企業(2020年4月現在)

  1. 株式会社 久原本家グループ
  2. 株式会社 富士ピー・エス
  3. 株式会社 オーレック
  4. 九州電力 株式会社
  5. ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング 株式会社
  6. その他匿名企業

協賛企業の皆様には、多大なるご支援をいただきました。記して謝意を表します。
また、九大バリアフリーアートプロジェクト基金にご寄附いただきました多くの市民の皆様に、御礼申し上げます。
九大バリアフリーアートプロジェクトは、今後、ますます大きく展開致します。
引き続き、本プロジェクトへのあたたかいご支援を賜りますよう、どうぞよろしくお願い致します。